2005/12/08

初期型iBookへLinuxをインストール・YellowDog-Linux編

VineLinuxのインストール失敗から、次の候補として「YellowDog-Linux」を選んだ。ベースとなっているのが「Redhat-Linux」ということが一番の決めだが、有償なディストリビューションでもあり躊躇はある。

しかし、以前CDイメージを公開していたサイトを見かけたことを思い出し早速検索してみると、意外と簡単に見つかった。

早速ダウンロード、結構時間がかかる。ダウンロードした4つのイメージファイルをCD-Rメディアに焼き付けインストール準備は完了。さらにCDブートができないことを想定したPRAMクリアも行っておく。

1回目
YellowDog-Linux No1ディスクをドライブに挿入し再起動、ご存知の"C"キーを押し続けることでCDブートを行う。無難にCDブートされインストールが始まる。

Redhatをベースにしているので所々は非常によく似ているインストール画面。

”言語”、”ディスクパーティション”、”ネットワーク”、”インストール形態”、”パッケージの選択”と無難に作業は進む。全ての設定が終わり「インストール」ボタンを選び実際のインストールが始まった。

数回、メディアの不良からかパッケージが読み込めずインストールできないパッケージが存在したが、最後まで辿り着いた。「完了」ボタンを選び再起動するとブートセレクター「yaboot」が起動する、YellowDogを選ぶと無事YellowDog?Linuxがブートできた。

これまで他のディストリビューションによる2回の失敗が嘘のように順調なインストール結果となった。やはり、PPC向けに製品リリースされているだけはあるなぁとただただ納得する。

ファーストインプレッション
X-Window「KDE」の使用感は、予想以上に奇麗、解像度が800x600と狭いのが残念だがそれを差し引いても予想以上だろうか。
ブラウザやOpenOfficeの起動にはやはり時間がかかる、これは致し方ない。最新モデルやG4cpuのハイスペックを搭載しているマシンならば問題はないだろう。

これまでの総括
同封されているソフトが少々古いバージョン、最新バージョン(例えば、OpenOffice2.0やFireFox1.5など)をインストールするにはPPC向けRPMパッケージをリリースするのを待つか、公開されているソースを見つけ、自らコンパイルする必要がある。コンパイルは根気のいる作業なのでおすすめできない。
最新に触れたいと思うならFedoraCoreがお勧めとな。最新モデルやそれに近いモデルなら当方が遭遇したエラーも発生することなくインストールできるはずではないだろうか。

他のディストリビューション(OpenSUSE-Linux、GentooLinux、CentOSなど)も存在する。
時間があったらインストールを試してみたい。そのときはその模様を投稿する予定。

4 Comments:

At 9:58 午後, Anonymous 匿名 said...

以前、ヤフブログで御世話になりました。PPCにVine、YDL、DOS/VでVine、SuSE、Mandrivaと入れてみましたが、PPCでのVineとYDLのカーネルのVer等による速さの違い、正直言って全く無いと思います。各個のMacへの対応次第、まさにインスコできるかどうかだと思います。OSさえ入れば両方ともRedHat系ですし。で、SuSEは重いです。Fedraもそれと同程度だと聞いたことはあります(少なくともi386系では)。ただ、「PPCである」という時点で(i386よりも圧倒的に)ハンデなので、ディストリのパッケージが無いのに最新版を追いかければ必然的にビルド地獄が待ってるかと... いや単に時間がかかるだけなら別に良いんですが、ビルドが通らないことも良くありますから(泣) GentooはまずDOS/V(うちではG3より速い)で挑戦しようと画策中。

 
At 11:50 午後, Anonymous 匿名 said...

「Finder内でFTPサーバーをマウントしたり、 ドラッグアンドドロップでファイルをコピーしないでください。これはISOイメージが不正になる原因です。 代わりにcurl(curl -O http://path/to/isoのようにして)を使ってください。」だそうです。http://www.gentoo.org/doc/ja/gentoo-ppc-faq.xml 他にもOSXでopenSSLを使った、isoのmd5sumチェック法も載ってますので参照してみてはいかがでしょう。

 
At 9:17 午前, Blogger snakeeyes said...

miaki4649さん、コメントありがとうございます。
iBookのプリントサーバ化が目的なので本来はX-Windowは関係ないはずなんですけどね。どのディストリビューションでもインストールができプリントサーバデーモンが起動すれば解決なはずですが、直ぐ横道にずれるクセが出てしまいました。(笑)
ISOイメージの件は参考にさせて頂きます。
尚、ISOイメージのCD化は、Macマシンにてダウンロード後WintelマシンのFTPクライアントでバイナリ転送し、CD-Rへ焼きました。問題のCD-RメディアがPowerBookのドライブと相性が悪いためこのようの手段を取りました。
OpenSUSEのインストールも試しました。当方のiBookでは撃沈です、CPUがG4以上だからです。(ドキュメント読まず)
GentooLinuxは、会社のサーバ(DOS/V)で1度だけテストインストールしました。完全ビルドは大変でしたが、きびきびした動作をしてたと思います。

 
At 11:06 午後, Anonymous 匿名 said...

GentooはVineやYDLとは違って、「この設定はこのファイルを弄れば良い」とか「よく分からない(使わない)サービスが走ってない」とか「これは何に依存している」とか、そういう「見通しの良さ」がありそうで魅かれてます。Vineはsetimeやsetdm等がありますし、YDLならswitchdeskとか、他にもMandrivaならlocaledorake、SuSEならYaST等、いろいろ考えられてはいるものの、そこから外れた(又は認識されないような)設定をしようとすると一気に難しくなっちゃうんですよね。
ただGentooを入れるにしても、G3の500MHzではコンパイルがちょっと(泣)
isoを持ってきてCDに焼くときは、私はいつもWinでDLし、md5sum.exeでチェックした後、DVD Decrypterで焼いてます。
http://www19.big.or.jp/~shine/dvd/decrypter-02.htm
英語ですが無料ツールで(日本語パッチもあったはず)、本来DVDripperですがisoならボタン押すだけでCDでもDVDでも焼けるので便利かもしれません。焼く時にデータ配列を勝手に変えたりしませんし、レジストリもほとんど汚しません。

 

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